番組制作会社ヘキサゴンの番宣ハガキをお借りしました。 |
テレビ東京
「ガイアの夜明け」茶葉に賭けた男たち〜お茶戦争の舞台裏〜
「ガイアの夜明け」公式HP 日経スペシャルガイアの夜明け
制作 ヘキサゴン http://www.hex.co.jp/
上記番組の「中国杭州ロケ・台湾ロケ」の翻訳および翻訳監修を「漢」の于翔講師が担当。
2004年6月22日 テレビ東京 夜10時放送されました。
内容
前半は日本のペットボトル緑茶の流通、後半は杭州・台湾の茶葉事情。
一見、中国語・台湾語のシーンは少ないですが、中国・台湾シーンの蟹江敬三さんのナレーション部分は、ほとんどが于翔講師とそのチームがテープを見て翻訳した情報などを元に脚本家の方が台本に起こした物です。
「翻訳者」というより、「情報収集」といった役割に近いかもしれません。
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■于翔講師 談
■テレビ用ビデオテープの翻訳は
いかがでしたか?
当校は、中国語会話学校・企業出張講習の業務がメインなので、翻訳業務も文書での翻訳がほとんどです。
今回のビデオテープ翻訳は初めてのテープ翻訳かつ、テレビ用のテープ翻訳だったので、一言で言うと大変でした。が、やりがいはありました。
日本国内でも東京・静岡・鹿児島・京都など多くの場所でロケが行われたので、放送で使われた部分は、私が担当した中国・台湾のシーンは約半分ほどですが、学校としての経験としても、自分自身のレベルを測る仕事としても、とても自信がつきました。
■大変、というと?
テレビ用テープの翻訳は、普通のテープ翻訳とも違い「時間取り」という、1つの文章ごとに「話し始め」と「話し終わり」を時間を追って訳していく作業があります。
通常の翻訳を専門としている企業でも
「難しい、経験がない」と、受けていないところがほとんどらしいですね。
また台湾ロケ部分の翻訳も大変でしたね。台湾語・標準語が入り混じっているので。私は台湾語はわからないため、台湾人の台湾語がわかる人、台湾なまりの中国語がわかる人と3名でチームを組んで翻訳しました。チームの2人は翻訳が専門の方ではないので、台湾語を一度中国語に訳したものを私が二重翻訳をしたりなど、複雑な作業でしたね。
■文書翻訳との具体的な違いを教えてください。
制作サイドが撮影したテープから、最大限の情報を引き出すためには、膨大な撮影テープを翻訳します。
翻訳した内容から製作者側が改めて得る情報が多い。ナレーションも、訳した情報から多くつくられます。
テレビ用の翻訳は、視聴者のためにあるというより、「製作側や番組構成のための翻訳」だといえるでしょう。
そういった意味では、テレビ用翻訳は翻訳というより、「制作サイドへの情報提供」という方が近いかもしれません。
■番組について
皆さんが普段飲んでいるペットボトル緑茶の流通を追った番組内容です。
再放送があるとおもいますので、ご覧になっていない方も是非ご覧ください。
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